松沼杜氏のもと、まずは洗米・浸漬の作業から。
浸漬は、米の吸水量が日本酒の品質に大きな影響を及ぼすため、時間を計りながら吸水させます。

蒸した米は、麹造りのほか、酒母・もろみの仕込に使います。

1日目； 麹室で蒸米に麹を種付けし、1昼夜寝かせます。

2日目； 蒸米をほぐし、麹蓋に盛り付けます。

仕込水に麹・酵母・蒸米を加え、温度管理のもと、もろみの発酵を促す酵母を増殖させます。

酒母をもろみタンクに移し、麹・蒸米・水を加えた後、仲仕込（3日目）・留仕込（4日目）を行います。

もろみは20～30日かけて発酵させます。糖化・発酵が進むと、表面が静かになってきます。

新酒の搾りと搾った後にできた酒粕です。この後、ろ過・火入などの工程を経て熟成させ完成します。